パク・ヨンハ氏自殺

 韓国スター、パク・ヨンハ氏自殺の報道に朝からショックを受けてました。
 私はいまだに「冬のソナタ」を見ていませんし、パク・ヨンハ氏のファン(韓国式だと「ペン」といいます)ではないのですが…。

 ちょうど日本ツアーが始まったところで、先週末には川口リリアでコンサートをしていたようです。もうすぐ彼に会える、彼の声を聞けると楽しみにしていたファンのことを思うと、胸が締め付けられるようです。
 日本ツアー中、新しいCDも出て、この後韓国では新しいドラマの予定も入っていた今ということで…ファンの衝撃はさぞ強いことと思います。


 私は、ある人の話を聞いてから、自殺というものは、本当にすぐ隣にあるものなんだなあ、と思っているのです。その垣根は決して高くはないのです。というか、見えているその垣根を乗り越えることはとても大変なので、それを考えない人にとってはさぞかし乗り越えるのに思いつめたんだろう…と思えるのですが、あるときこの垣根が見えなくなるときがあるようなのです。
 そんなときにちょっと背中を押されることがあったら…簡単に向こう側に行ってしまうのでしょう。

 この垣根を見えなくさせてしまうのは、病や疲れそして薬物(時にアルコールなど)による精神的な混乱だと思います。そして背中を押す何かは…人によって違うと思います。

 だから行ってしまった人と、残っている人にたいした違いはなく、同時に行くべき人なんて誰もいるはずはないんです。

 彼のご遺族や世界中の多くのファンの皆さんには、どうぞお体に気をつけてください…としか伝えられません。辛いことでしょうが、彼を覚えている限り、彼は永遠です。それが皆さんのこれからの役目となることでしょう。


 ついつい、24年前の自分に重ね合わせてしまいました。彼の冥福を心から祈ります。