ナウシカ・レクイエム

 6月23日水曜日に「クイズ!ヘキサゴン?3時間スペシャル」を見ていました。
 なにやらえらい先生が出ていらっしゃって「馬鹿はすごい!」という事をいっておられました。要は「人間は考えると大脳皮質を使ってから行動を起こすのでどうしても遅くなる。考えるということをしない“バカな”状態の人間はその段階を通らないので、すごい力を出せる」ということでした。
 実際に実験で、それまで以上の力を出したり、光に反応する早押しが早くなったりしていました。
 ブルース・リーが映画の中で「考えるな!感じろ!」と言っていたのを番組中でも引用していましたが、まさにそのとおりのようです。無になることが大切だということでした。

 そして、その「馬鹿になる」というのが、いわゆる「アホ顔」をしてぼけーっとする状態なのですが、なぜかその状態になるときに同じメロディーが流れます。子供の声で「ラン、ランララ、ランランラン…」と無邪気に歌っているものです。それがあっているといえば合ってるのですが、これじゃまるで「馬鹿のテーマソング」みたいなので、なんか気の毒だなあ…と思ってしまいました。
 聞いたことはあるので有名な曲だろうと思っていましたが、娘が「風の谷のナウシカ」か「天空の城ラピュタ」かどちらかの曲のはずだ、と教えてくれました。
 調べたところ「ナウシカ・レクイエム」の途中1分過ぎからのメロディーでした。

 まさか「レクイエム」が馬鹿のテーマになってしまうとは(汗)。

 ただ、馬鹿といえば聞こえは悪いのですが、「純真・無垢」という意味合いだと理解して、久石さんにも、娘さん(これを歌っているのが当時4歳の娘さんだそうです)にもお許しいただきたいものです。